介護食試食会

2021年04月30日

令和3年度のほんとも研修会のテーマは『自主性』

研修に参加する・しないも本人達の意志に任せました。

その結果参加希望者は5人に絞られました…

今年度はこの5人と一緒に取り組んで行きたいと思います。

内容も主催者が準備する内容半分、参加者が準備する内容半分にして進めて行きます。

今月は栄養士から「入居者様がどのような食事を召し上がっておられるのか体験して欲しい」

という要望が有り、

「トロミのついた飲み物」と刻み食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食いわゆる「介護食」を

試食する機会を設けました。

職員は介護食を提供しながら「美味しいですか?」「美味しいからもっと食べて」という声かけ

トロミ剤も「なかなか固まらない」と言って決まった分量より多く入れる事も…

常食と介護食の見た目や味を実際に食することで

「普通の食事を食べたいけれど、食べることが出来なくて。

でも生きるためには仕方が無く介護食を食べるしかない方」

の気持ちをしっかりと理解して関わって欲しい。

トロミ剤も特性をしっかりと理解し、5分後、10分後、15分後にでも

安全に提供出来る分量を確認して欲しい。

実際にトロミをつけた飲料の喉越し、飲み込んだ後の口腔内の粘り感を体験し

食後の口腔ケアの必要性を直接関わる職員に理解して欲しい

と言う栄養士の願いがこもった内容でした。

実際に研修・実食を通して

「この内容はこの場だけで無くユニットでも伝えて欲しい」と感じ

ユニット会議の際に実食する機会を設ける段取りを進めています。

自分たちが行っている支援・提供している食事を実際に体験することで

新たな気づき、相手の立場に立った思考、思いやり、寄り添う感性が

育っていけばと感じました。


後半半分は今年度のほんとも研修で「自分がやってみたいこと」を

年間スケジュールでまとめてみました。

勉強会だけで無く、アウトドア、BBQ、旅行、スポーツ何でも良いから

「皆でこれをやってみたい」「皆にこれを伝えたい」「皆でこれを共有したい」

という内容を自由に記載し、5月の研修会で年間スケジュールを確定する予定です。