建国記念『の』日

2021年02月11日

「日本」という国がいつ成立したのか。 

「建国記念日」をいつに定めるのかというテーマについては

候補がいくつかあり有識者の中でも熱く議論されているようです。

最終的には『の』を入れることで国家成立日を確定して祝うのではなく

「日本」という国が興り、現在もあるという事柄をお祝いする日として1966年に決まりました。

「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、

国民等しく抱いているその感情を率直に認めて、

そしてこの日を定めようとするものであります。」

と当時の首相、佐藤栄作は思いを述べています。

「みどりの日」や「こどもの日」「海の日」「勤労感謝の日」...など『の』の入る祝日は、

その事柄に思いを馳せてお祝いをしましょうという日として扱われています。

祝日の名前に入る『の』はとても意味を持っていたようですね。

これからは何気なく過ごす祝日ではなく、

『の』を少し気にしてみるのも、なかなか面白いかもしれませんね。 

(『まわりに説明できますか?「建国記念の日」についてのアレコレ』より抜粋)

何気なく「今日という日にどのような意味があるのか」と調べてみると

上記のような文章が出てきました。

「なるほどなぁ」と納得。

そして『の』というたった一文字にも大きな意味や役割があるなと考えました。

たった一文字。

欠けたとしても文章として成り立つかもしれないけれど

本当に伝えたい・含ませたい意味からはかけ離れてしまうのだなと感じました。

野桑の里に置き換えてみると

誰か1人が欠けたとしても施設の日常は流れていきます

しかしその「1人」が欠けることで本来の野桑の里が持っている「持ち味」

「方向性」「らしさ」が変わってくるのかなと感じました。

「あなた」がいて「わたし」がいる

法人理念が示している相手に対する感謝の気持ち

でもそれは私からの一方向の想いではなく、

相手も私に対して抱いていてくれているはず。

1人1人を大切に、その大切の中に「私」も含めて

誰も欠けることなく歩んで行かなければと改めました。