1月ほんとも研修会
新年一発目のほんとも研修会
内容は
①ほんとも主張「今年の目標」
②過去の事例紹介「耳を澄ませば」
③3月に向けた事例作成の進捗状況報告・フィードバック
今年は前半グループと後半グループでそれぞれ1事例ずつ作成する予定です。
前半グループは看取りケアの事例として現在まさに対応中の方を主人公に選び作成中です。
担当者がその方を通して伝えたい内容(テーマ)は「家族愛」
研修では出来上がった原稿を皆に紹介し、改善へ向けての意見を募りました。
詳しい内容は完成時をお楽しみにとしか言えませんが
「この○○はどういうこと?」
「これはご家族と話しをしながら・・・・という結果、こう思った」
「それなら結果だけで無く今言った内容をそのまま言葉にした方が伝わらない?」
「このままだとさらっとしてるよね」
「テーマを考えるとご本人の想いやご家族の想い、それをつなぐ職員の想いをもっと具体的に良いことも、困っていることも、悩んでいることも、葛藤も全部ありのまま入れた方が良いんじゃない?」
「今一番このご家庭に必要な事が○○だと思うなら、それが出来る環境をどのように整えていくかが重要だよね」
「その為にはご家族に相談して○○やってみたら」
一緒に参加しているメンバーのほとんどが事例作成・発表を経験したことがあるメンバーだったのでフィードバックも多く、より伝えたい内容を具現化し、完成に向かっていました。
最初に戻りますが、今回主人公に選ばれた方は今現在対応まっただ中です。
悩みも葛藤も取り組みも真っ只中。
今日の研修でフィードバックした内容が
そのままこれからのご本人・ご家族との関わりに繋がります。
事例作成の件とは別にご本人、ご家族の残された時間をより輝く瞬間に出来るように
職員も一丸となって取り組んで行きたいと思います。
コロナ禍で普段出来る看取り対応が出来ない事情があります。
コロナ禍でご家族が来たくても来られない事情があります。
直接会って手を握って残された時間を一緒にゆっくり整理しながら過ごしたくても
出来ない事情があります。
コロナ禍だからこその悩み、葛藤、苦しみも沢山あります。
「このような世情だから。
自分達(家族)が何をしてあげられるか分からないから
全て職員の皆さんにお任せします」
ご家族は辛そうにそのように告げられます。
でも「ご家族にしか出来ないこと」は必ずあります。
ご家族と話しをしていた職員はそう思ったそうです。
ご家族が関わるときの入居者様の表情を知っている職員はそう確信したそうです。
だからこそこのような世情ではありますが
ご家族の悩みや葛藤、苦しみを受け止めるだけでなく
一緒に悩み、葛藤し、苦しみ、それをご家族としっかりと共有する事が大切だと思いました。
ご家族と正面向いて想いを共有し、共に最後に向けて歩まれるご本人と関わること
このような世情だからこそ
これ以上ご家族を介護の現場から遠ざけるのではなく
ご本人から遠ざけるのではなく
どのようにしたら最後の支援に関わって貰うことが出来るのか
それを考え、工夫し、ご家族の後押しをする事が私たちの役割だと思います。
ご本人とご家族の想いを繋ぐ事が私たちの役割だと思います。
その為に私たちに何が出来るのか、考え、取り組んでいきます。