11月「ブラインドスクエア」
今月のほんとも研修テーマは「チームワーク」
チームワークの重要性を体験するために皆で「ブラインドスクエア」を行ってみました。
ブラインドスクエアとは・・・
【⼿順】
① ロープの準備し地⾯に置き、ロープを囲むようにチームメンバーで円形に なります。
② ⽬隠しをする メンバー全員が内側を向いた状態で⽬隠しをします。
③ レフェリーの掛け声でスタート! メンバーで正⽅形をつく ります。声をかけあいながら、正⽅形ができたと思ったら地⾯に ロープを置きます。
【ルール】
・両⼿でロープを持つこと
・スタート後は持った両⼿をずらすことができるが離すことはでき ない
・できたと思ったら、レフェリーに伝えロープを地⾯に置く
・複数のチームで実施する場合は互いのチームが3メートル程度離
れた状態からスタートする(接触や危険防⽌のため)
【ワンポイントアドバイス】
⽬隠し状態で試されるのは『コミュニケーション能⼒』
ポイントは、「参加者全員が⽬隠し状態」であるということと、
「ゴール(目標)がチームリーダーである⼀⼈にしか伝えられ ていない」
ということです。
普段は⽬隠しをすることはあまりありま せん。
そのため、「普段⾃分が⼈とどう接しているか」が良く分かるのが
このアクティビティの魅⼒の⼀つです。
⾃分だけが動いて も、⼈に任せすぎても、きれいな正⽅形は完成しません。
メンバー
同⼠が、ゴールの形をイメージし、声を掛け合って連携ことが⼤切
です。
今回は「正方形」「三角形の中心に1人立つ」「ペアで競争」をしてみました。
まず全員参加で五角形を作ろうとしましたがなかなか上手くいきません。
原因は率先して誰も声を出さないから、それぞれがどう動いて良いのか戸惑っている。
仕方が無いので1人アイマスクを外して指示を出す役割になると…
なんとか正方形が出来ました。
続けて三角形を作りました。ちょっと難易度を上げて真ん中に1人立つように。(目標)
指示を出す役(リーダー役)のみに目標を伝えて開始。
今回のテーマは「チームワーク」試されるのは「コミュニケーション能力」
現場でよく「言った」「聞いていない」と言う齟齬が生まれますが
ブラインド○○ではそこが重要になります。
大前提としてゴール(目標)を共有しなければなりません。
ゴールを共有するとイメージがわき、達成のための指示にも理解が生まれます。
また「あっちに進む」「こっちに進む」等曖昧な指示では伝わりません。
「その立ち位置から右に45度回転、前に5歩進む」等
具体的に、端的に指示を出すのが重要になります。
チームワークに必要な要件は「目標の共有」「コミュニケーション」等あります。
三角形を作る前に「今から三角形を作ります(目標」と声をかけていました。
それから1人1人誘導してひもを持ち、三角形を作ります。
「中心に1人立つ」(目標)をなぜか伝えておらず…
ひもの中に1人いない状態で三角形を作り始め、
そのことに気がついて「やばい」と思わず指示役がポロリ。
そこから修正をかけて「○○さんと○○さんはそのまま両手をあげて下さい」と指示。
2人は何故両手をあげないといけないのか戸惑いながらも指示に従います。
でもひもが緩んでいて中心に立つ役の人の首に引っかかります。
引っかかるはずのないひもが何かに引っかかる…また混乱です。
なんとか無事に正三角形が完成しました。
なぜ最初の目標を伝えるときに「中心に1人立つ」と伝えなかったのか尋ねて見ると
「アイマスク外したときに中心に○○さんが立っていたらビックリするかなと思って」と
サプライズを計画していたようです。
それならもっと上手に指示を出してあげないと…
「具体的に端的に、的確に」指示役の重要性をより感じたようです。
ペアでの障害物競走は指示の出し方に注意しながらスムーズに行えました。
目が見える指示役(情報を沢山所持)と目の見えない受け手(情報が乏しい)の
情報共有がどれだけなされるか、情報を元に同じ目標を共有し
目標達成に向けてのアプローチをどのようにかけていくのか
今回のブラインドスクエアではそのような
「目標の共有」「コミュニケーション」(相手に伝わる伝え方)
の重要性を体験しました。
来週の「ほんとも研修」の更新時に参加者の感想文等を載せたいと思います。
次回につづく…