12月ほんとも研修会

2020年12月30日

今年最後のほんとも研修会

内容は「今年を代表する出来事」(各自発表)

   「事例検討」(過去の看取り事例を共有)

   「来年3月の内部事例発表会に向けて事例作成」でした。

「今年を代表する出来事」では

「入籍しました」「結婚しました」「彼氏・彼女が出来ました」「別れました」

「野桑に就職しました」「ダイエット成功しました」「昇格しました」

「車で事故を起こしました」「B級グルメフェスが中止になり生きる目標を失いました」等

それぞれに1年間の思い出があり、楽しい経験、辛い経験、悲しい経験、嬉しい経験、いろんな事を積み重ねたきた内容を聞くことが出来ました。

個人的に良かったなと感じた事は

「課題がある時に今までは上司に相談し、上司に介入してもらい解決していた内容が多かったが、今年はほんとものメンバーや同世代の同僚と相談し、話し合い、『自分たちで解決するためには』という風に考え、行動できていたように思う。課題が解決出来た・出来なかったという事が大切ではなく、その過程で皆で話しをするようになれたことが自分たちの中で絆が深まってきているように感じた」

と話しをするメンバーがいたことです。

少しずつであるかもしれませんが野桑の里はまだまだ成長しています。


「事例検討」を行おうと考えた理由として

野桑の里は開設以来13年目を歩んでいますが、その間に経験や知識を積み重ねて今の野桑の里の「看取りケア」が行われています。

しかし、その間に職員の入れ替わりもあり「今の看取りケア」しか知らない職員も多くなってきました。今までの流れをしっかりと伝え切れていない現状がありました。

今の日常のケア内容・看取りケアが最初から出来ていた当たり前の事ではなく

今のレベルに行き着くまでには先達の努力と苦労があった事、

その内容をしっかりと今いるメンバーに伝えていかなければいけないと思い

過去の事例を検証するようにしました。

野桑の里の歴史を知ることで過去の課題をいかに解決し今に至るのか、

今の課題にいかに取り組みこれからの野桑の里を築いていくのか

自分たちの苦労や取り組みが今後3年後、5年後振り返った時に

未来の野桑の里のスタンダードになっている可能性があることをしっかりと認識し取り組んでいきたいと思います。

今回紹介したのは2012年11月頃に作成した『目指す看取りケアへの道のり』という物でした。

事例を紹介しながら「今では当たり前に行っている○○はこの当時は珍しい事だった」

と伝えていくと「知らなかった」「当たり前の事だと思っていた」と感想が出てきました。

知らない事が沢山あり、伝え切れていないことが沢山あります。

今後ほんとも研修で事例検討を進める中で

職員の野桑の里に対する想いの重みを深めていきたいと思います。


最後に「来年3月の内部事例発表会に向けて事例作成」では

その言葉のとおり3月の内部研修内容が「事例発表」なので

ほんとも研修のメンバーで事例を準備する事にしました。

前半チーム・後半チームそれぞれ1つずつ作成していく予定です。

今月は前半チームが「テーマを何にするか」というところで悩んでおり

「看取り」「リハビリ」「日常ケア」というテーマの中で

「日常ケア」で事例を準備していく事にしました。

ただ、野桑のメインサービスは「看取りケア」

「看取り」の事例も作って欲しいなと感じてしまい

「そういえばほんとも研修後半チームもあるよな」と思ってしましい

「それじゃ後半チームに看取りの事例を作ってもらおう」と行き着きました。

そんな流れで後半チームが巻き込まれ「看取り」の事例を作ることになりました。

1月、2月の研修で内容を深めていき、3月に発表予定です。

担当に選ばれた職員…ごめんなさい(笑)

きっと頑張って皆で作りあげてくれると信じています!!!


と言うことで今年最後の掲載を終了したいと思います。